オリックス・曽谷、6回無失点でプロ初勝利の権利 今季最終戦でドラ1の輝き

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2023.10.9(月) 20:14

曽谷龍平 [写真=北野正樹]

◆ 課題の制球が安定、鷹打線に的を絞らせず

 オリックスのドラフト1位・曽谷龍平投手(22=白鴎大)、レギュラーシーズン最終戦のソフトバンク戦(京セラD大阪)に先発登板。プロ入り後自己最長の6回を1安打無失点に抑え、プロ初勝利の権利を持って降板した。

 今季7度目の先発でプロ初勝利を目指すドラ1左腕。初回は1番・周東、2番・今宮を連続三振に仕留めるなど、3者凡退の好スタートを切った。1点の援護をもらった2回は先頭の4番・近藤にストレートの四球を与えたが、続く中村晃は中犠飛に退け、6番・柳町は二ゴロ併殺に仕留めた。3回は下位打線を相手にテンポ良く3者凡退。無安打無失点のまま序盤の3イニングを終えた。

 4回は二死から3番・柳田に初被安打となる中前打を許したが、同僚の頓宮と首位打者を争う近藤を左飛に仕留めゼロを刻んだ。5回は再び3者凡退で終えプロ初勝利の権利をゲット。内野陣も難しい打球を軽快に処理するなど新人左腕を盛り立てた。

 6回は二死から周東に四球を与えたが、バッテリーを組んだ若月との共同作業で周東の二盗を阻止。レギュラーシーズン最終登板を6回80球、1安打無失点、5奪三振2四球の快投で終え、2点リードに変わった7回のマウンドには2番手・宇田川が上がった。

 打線は初回、5番・杉本の適時内野安打で先制。6回は女房役の9番・若月が6号ソロを右翼ポール際へ運び、ドラ1左腕のプロ初勝利を大きく手繰り寄せた。

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