オリックス・東晃平「無傷の8連勝」は持ち越し…解説陣が挙げた“課題”とは?
ベースボールキング
- ニュース
2023.9.29(金) 06:44
オリックス・東晃平 (C) Kyodo News
◆ 「若さを感じました」オリックスは28日、楽天との試合に(楽天モバイル)に5-9で逆転負け。先発の東晃平は5回4失点で勝ち負けがつかず、「デビューから無傷の8連勝」は持ち越しとなった。
東は3点リードの2回、二死から7番・鈴木大地にソロを浴びて2点差に迫られると、3回は無死一・三塁のピンチで小郷裕哉の二ゴロの間に1失点。なおも一死一・三塁の場面で4番・浅村栄斗に適時打を浴び、3-3の同点とされてしまった。
さらに5回には一死二塁から小郷に適時二塁打を許し、残ったピンチは切り抜けたもののこの回までで降板。その後に味方が追いついたため黒星は消えたが、5回を82球、7安打4失点(自責3)と試合を作ることができなかった。
この日の東の投球について、28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の谷沢健一氏は「今季負けなしの6勝をしてますから期待して見ていたんですけど……」と切り出すと、「ストレートの威力がこの試合ではあまりなかったので、変化球に頼る投球をしていましたね。変化球に頼るのも良いんですけど、低めに丁寧に制球する意識が全然足りなかったですね」と苦言。「投球術の若さを感じました」と右腕の課題について言及した。
圧倒的な強さでパ・リーグ3連覇を達成し、クライマックスシリーズを見据えるオリックスだが、ここへきて今季9勝を挙げている山下舜平大、さらにリリーフとして53試合に登板の山崎颯一郎、野手も現在リーグ打率トップの頓宮裕真が立て続けに戦列を離れている。
苦しいチーム状況のなか、東にはポストシーズンでの活躍にも期待がかかるだけに、この試合で見えた課題を見つめ直して負けられない戦いに臨みたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』