【日本ハム】「KJM砲」6安打4打点大爆発!来季「奇跡」へ秋季キャンプで守備力底上げを…担当記者が「見た」

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2023.9.29(金) 06:00

本拠地での今季最終戦を終えファンに手を振る日本ハムの新庄剛志監督(中央)と選手たち(カメラ・中島 傑)

◆パ・リーグ 日本ハム9―2ロッテ(28日・エスコンF)

 日本ハムが本拠地最終戦を快勝で飾った。続投が決まった新庄剛志監督(51)が「最終章」と位置づけた来季への第一歩を、担当の内田拓希記者が「見た」。

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 本拠地最終戦は、新庄政権2年目の「収穫」が詰まった一戦だった。清宮、野村、万波の平均23・3歳の中軸トリオが、計6安打4打点と大爆発。自ら「KJM砲」(野村はミドルネームからジェームスの愛称で呼ばれる)と名付けた若手大砲の順調な成長曲線が、「新庄剛志は奇跡を起こす人間だと見せつけたい」と宣言して臨む来季への光明となる。

 一方で、59勝79敗1分けと2年連続最下位が確定した「課題」は明確だ。失策数は12球団ワーストの87。4試合を残した時点で、「トライアウト」と位置づけた昨季を1つ上回っている。選手は打球が失速する長い天然芝への対応の難しさを口にし、守備面では新球場元年のエスコンを“ホーム”としきれなかったことが低迷の一因とみる。

 新庄監督は「うまくなるには経験しかない」と判断し、11月1日から異例の「秋季エスコンキャンプ」を実施することを決めた。12日間は「徹底的に守備」とテーマを設定。1日あたり4時間のグラウンドでの練習の大半を、守備に費やす予定だ。若手中心のチームがゆえに抱える「魅力」と「危うさ」が浮き彫りになった今季。秋季キャンプから経験値の底上げをはかり、躍進への土台とする。(内田 拓希)

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