離脱者続出のロッテ、打線不発で痛恨7連敗…松中氏「チーム全体で狙い球を徹底していかないと流れは変わらない」

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2023.9.27(水) 06:44

吉井理人監督、岩下大輝 [写真=北野正樹]

◆ 9月は20試合で5勝15敗

 離脱者続出中の4位・ロッテは、最下位の日本ハムに完敗。今季ワーストを更新する7連敗で借金2となった。

 先発の美馬は4回8安打4失点で9敗目(3勝)。初回は1番・万波に先頭打者アーチを浴びると、4回は二死から2本の適時打含む5連打を許し2失点、さらに、満塁で押し出し四球を与え計4失点となった。打線は日本ハム先発・ポンセの前に7回まで無得点。7回以降も日本ハム救援陣から得点を奪えず、計4安打での完封負けを喫した。

 26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した松中信彦氏は「今日気になったのは、(ロッテのバッターが)どこで勝負をしているというのか、何を狙っているのかがまったく見えなかったですね」と打線が相手投手をどうやって崩していくのかという意図が見えなかったことを指摘。

「チーム状況が悪い時というのはコースとか球種とかチーム全体で狙い球を徹底していかないと、こういう流れっていうのは変わらないと思います。明日以降、全体で『これを狙っていく』という意識じゃないと。個々でやってもいい時はいい流れでいきますが、悪い時ほどそういうしっかり意識付けをして、次のバッターに次のバッターにという意識を持ってやっていくと流れは変わってくるかもしれないですね」と、チームとして狙いをもった打撃をすべきと提言した。

 また、ロッテのCS進出については「ソフトバンクと楽天が3試合直接対決を残していてそこで潰し合いがあるので、ロッテとしたしたら絶対負けちゃいけない。なんとか早く今のチームを立て直していくことが大事」と離脱者が戻りチーム状態が上向きになれば十分チャンスがあると示唆した。

 ロッテは残り10試合で、対戦カードはオリックス3試合、楽天1試合、西武4試合、日本ハム1試合となっている。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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