◆パ・リーグ　日本ハム７―０ロッテ（２６日・エスコンフィールド）

　日本ハムはロッテに勝利し、連敗を「４」で止めた。１番・万波中正が初回に相手先発・美馬から右翼席へ先頭打者アーチ。ポランコ（ロッテ）と浅村（楽天）に並ぶリーグトップタイの２５号ソロで７得点の口火を切った。

　新庄剛志監督は試合後、自ら「よっしゃー万波くん２５（号）！　めちゃくちゃうれしい。ホームラン王、万波くんには獲ってほしいですよね。（逆方向へのライナー弾に）あれできたら８７本ぐらい行くんじゃない？（笑い）　バリーボンズ抜いちゃうみたいなね。真っすぐを右に引っ張っているでしょ？　センターに打ちに行くやつを右に引っ張って打っているから、あんだけ、壁に当たりましたもんね。素晴らしい」と大興奮で若き大砲をたたえた。

　監督自身も現役時代にタイトルを獲得して自信をつけたと言い「獲らせたい、本当に獲らせたい。何で獲らせたいかっていうとやっぱり自信になる。タイトルじゃなくて、そういう賞を獲れたっていう自信を付けさせたいのが一番。本人はこうやって１年間レギュラーとしてフルシーズン、グラウンドに立てたっていうところがものすごいうれしいと思う。これからもホームラン王のタイトルは彼なら毎年行けるだろうし。こうやって初の１軍でレギュラーを獲るっていうのは今年しかないから、すごいうれしいと思いますよ。ケガなくね。実力がない選手はケガをするんですよ。それでタイトルを逃してしまう選手はやっぱり実力がない選手の一人になる。万波くんは強いからね、体が。それもプロとして大事なことなので」と熱く語った。

　６回に３年目でプロ１号を放った細川については「進塁打のサインを出していて、最後（カウント）３―１になって消したんですよ。でも細川くんのイメージの中ではそういう結果を残したいから進塁打を打ちに行く形で、セカンドゴロ打ちにいったらしいんですよ。セカンドゴロを打ちにいって、ヘッドがバーンってかえって、あの打球が打てたと思うから、来年からセカンドゴロを打つサインをつくろうかな（笑い）。右バッターはショートゴロ。意外と良い結果が出るかもしれない。サインが３０個に増える」と笑顔で明かした。

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