【ソフトバンク】有原航平7回2失点9勝目 ロッテ戦8連勝 直接対決制し2位に1差
スポーツ報知
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2023.9.22(金) 05:50
◆パ・リーグ ソフトバンク4―2ロッテ(21日・福岡ペイペイドーム)
オリックスが独走で3連覇を決めたパ・リーグのCS争いがヒートアップしてきた。3位のソフトバンクは2位のロッテを下し、1ゲーム差に接近。先発の有原航平投手(31)が7回2失点の9勝目で、同カード8連勝とした。ロッテは最多で13あった貯金が2まで減少した。
感情がほとばしった。2点リードの7回2死一、三塁。有原の136キロフォークに荻野のバットが空を切った。3球三振でピンチ脱出。冷静沈着な男が2度ほえた。「絶対三振取りたいと思ってたので。自然と出ました」。7回5安打2失点でチーム最多の9勝目。調整遅れから1軍合流は6月まで遅れたが、日本球界復帰1年目で2ケタ勝利に王手をかけた。
レギュラーシーズンの登板は残り2試合ほど。球団で10勝以上の投手が出なければ、2000年以来の屈辱になるだけに、有原にかかる期待は大きい。「ここまで来たらという思いはあります」。この日も本調子ではない中、ツーシームを軸に88球で7回を投げ切った。今季15試合で平均投球回7・13はまさにエースの働きだ。
これで日本ハム時代の19年からロッテ戦は8連勝。同カードは球団別最多の通算21勝目(7敗)となった。リーグ3連覇を決めたオリックス戦も通算19勝9敗。上位2チームに抜群の相性を誇る背番号17は今後のCS争い、そして逆転日本一の鍵を握る。
勝率5割復帰。2位との直接対決を制し、ゲーム差を1に縮めた。この日敗れた4位・楽天との差は1・5に広がり、Aクラス確保にも一歩前進。藤本監督は「要所要所を抑えてくれた」と有原をたたえ、「一戦必勝でいくしかないんでね。残り試合、全力で」と言い切った。体調不良で離脱していた今宮と三森が復帰を果たし、23日のオリックス戦(ペイペイD)からは中村晃の昇格も決まった。有原を中心に一つでも上を目指す。(中村 晃大)
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