◆パ・リーグ　楽天６―１ソフトバンク（２０日・楽天モバイル）

　楽天は３位・ソフトバンクとの直接対決２連戦を２連勝。ゲーム差は０・５まで迫った。

　前夜のヒーローが打線に火を付けた。１―１の５回１死二塁。村林が津森の投じた１２９キロのスライダーを左前へ運び、勝ち越しに成功。この一打がチームに流れをもたらし、一挙３点を奪うと、７回にも２点を追加し、一気に引き離した。

　村林は１９日の同戦でも逆転の２点適時二塁打を放ちお立ち台に上がっており、二日連続の大活躍。それでも「もう負けられないですし、みんなで一丸となって戦っている。僕が打とうが打たまいが、チームが勝てばそれでいい」と冷静に先を見据えた。

　投げては、先発した藤井聖投手が低めに丁寧に投げきり５回３安打１失点６奪三振と好投。本拠地で行われた７月９日の同戦以来約２か月ぶりに３勝目をマークし「僕の勝利というよりチームが勝つことが本当に一番だと思っていたので、本当にチームが勝ってよかったです」と笑顔で振り返った。

　１６日のオリックス戦（京セラＤ）から始まった１０連戦も５試合を消化。折り返し地点に到達した。石井一久監督は「連戦はしんどいと思いますけど、皆が前向きな取り組みをしてくれている。残りも１４試合なのでひと踏ん張りして、皆で乗り越えたいと思います」と振り返った。

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