優勝マジックを「２」としているオリックスは２０日、京セラドームで２位・ロッテと対戦する。リーグ３連覇に王手をかけた原動力と言える多彩な先発投手陣の勝利後のコメントを紹介する企画。最終回は宮城大弥投手（２２）。発熱による体調不良で１９日に「特例２０２３対象」として出場選手登録を抹消されたが、高卒２年目から３年連続２ケタ勝利で貢献。今春のＷＢＣ日本代表にも選ばれた左腕は、勝利の後に周囲をクスッと笑わせるコメントが特長だ。

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　▼１勝目（４月７日・日本ハム戦）　６回１安打無失点。昨季までの女房役・伏見との対戦も２打数無安打１三振と制し「ボコボコにしたのでＬＩＮＥしたい（笑）」。

　▼２勝目（４月１６日・ロッテ戦）　８９キロのスローカーブも駆使して８回途中で１失点。試合前は、ＷＢＣでチームメートだった同学年のロッテ・佐々木朗と会話。「頑張れ、と言われたので頑張りました（笑）」

　▼３勝目（５月２日・ソフトバンク戦）　８回無失点でチームは今季初の単独首位。妹・弥生が大手芸能事務所のホリプロ入り。「僕は野球なので、違う世界になります。めげずに頑張ってくれたら、お兄ちゃんとしてはうれしいです」

　▼４勝目（５月９日・楽天戦）　若月と今季初バッテリーで自身２度目の完封勝利。「場面、場面ではあるんですけど、自分で少しずつ配球してみたりしました。（勝ち星を）コソコソ伸ばしていけたらと思います」

　▼５勝目（６月４日・中日戦）　中日先発・高橋宏との“侍対決”で２安打完封。今季初の２ケタ１０三振はすべて空振りで奪った。「調子も良くて、いろんな球で勝負できました」

　▼６勝目（６月１８日・ヤクルト戦）　６回無失点、敵地の交流戦で打席では中前安打。「みんな『山』が付く人が持っていくので…。次は『宮』が持っていけるように頑張ります」

　▼７勝目（８月９日・ロッテ戦）　雨天中断を挟みながら６回２／３を６安打３失点で５２日ぶり勝利。「いいところもあれば、悪いところも出たのかな、と」

　▼８勝目（８月１７日・ソフトバンク戦）　６回１失点。前回対戦で自己ワーストタイ３被弾を食らった相手に雪辱。エース山本の誕生日で「なんか（プレゼントを）くれ、という…。後輩にねだる先輩の姿は見たくなかったです。来週ぐらい（２５日）に僕の誕生日なので、僕もねだりたいと思います」

　▼９勝目（８月２４日・西武戦）　２１歳最後の日にリーグ単独トップとなる今季３度目の完封。「ひとつ年を取りますので、いい大人になれるように頑張ります」

　▼１０勝目（９月１０日・ロッテ戦）　前夜に山本がノーヒットノーラン。８回１安打快投も連日の快挙はならず。「（試合前に）安達さんから『お前もやれよ』と言われて…。安達さんが悪いです」

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