◆パ・リーグ　西武７―４日本ハム（１９日・ベルーナドーム）

　納得の一発だ。６回。先頭打者で打席に立った西武・中村剛也はロドリゲスが投じた真ん中高めの１５２キロツーシームを一閃。きれいな放物線が描かれた左翼席方向へちらりと視線をやると、ゆっくりと走り出した。９月９日の同カード（エスコン）以来となる１７号ソロに「完璧でした」と満足そうな表情をみせた。

　積極的な姿勢は崩さない。「常にファーストストライクから打てる準備しているつもりなので。甘い球が来たのでちゃんと打てました」。この回から代わったばかりのロドリゲスの初球の失投を見逃さない集中力。松井監督も「あの本塁打は非常に大きかった。見事でしたね」とうなるしかない。

　８月に４０歳になった主砲は、同い年の栗山とともに来季も現役を続行する。通算４７１本塁打で目標に掲げる５００本塁打へあと２９本としたが、まずは今季の残り試合に集中する。「あと３本、２０本くらいは打ちたいなと思います」とアーチのおかわりをし続ける。

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