ロッテ、打線の大幅テコ入れも奏功せず…笘篠氏「2位、3位、4位の中ではロッテ打線が一番振れていない」
ベースボールキング
- ニュース
2023.9.18(月) 07:24
ロッテ・中村奨吾 (C)Kyodo News
◆ 「“ダル~ン”とか“グニュ~ン”」としたスイングロッテは17日、敵地での西武戦に2-3で敗戦。これで貯金は「4」にまで減少した他、首位オリックスとのゲーム差は「12」にまで拡大した。
この日は相手先発の左腕・隅田知一郎対策にスタメン9人の内7人に右打者を起用する大幅なテコ入れをして臨んだものの、8回までわずか2安打に封じられてしまう苦しい展開になってしまう。
3点ビハインドの9回に二死からマイク・ブロッソ―が四球を選ぶと続く岡大海が6号2点本塁打を放ち、1点差まで詰め寄ったものの最後は佐藤都志也が空振り三振に倒れゲームセット。反撃も及ばず、力投を見せた投手陣の踏ん張りに報いる事が叶わなかった。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏は「隅田が左なので右打者を使ったんだけど、その右打者がほとんどまるっきり打てなかった」とロッテの敗因を指摘。
同じく出演した笘篠賢治氏も「岡君のスイングにはすごくキレを感じたんですけど、全体的には音で表現すれば“ダル~ン”とか“グニュ~ン”と振ってるような感じ」とこの日唯一の打点を挙げた岡のスイングを称えつつも、全体的にはキレに欠けていると打線の状態を分析し、状態を解説した。
また続けて現在2位ロッテから4位楽天まで「3.5」ゲーム差でひしめき合っているパ・リーグのクライマックス・シリーズ出場権争いについても触れると、「2位、3位、4位の中ではロッテ打線が一番振れていないイメージがあります」と打線の状態を語り、全体的な不振を危惧した。
チームはここまで9月成績3勝7敗と大きく負け越し、下位チームに足元を救われる危険性も無視できなくなっているだけに、深刻な打線の起爆剤になる人物の到来を待ちたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』