【オリックス】驚異の投手陣!山本由伸が42回自責ゼロなら…宮城大弥は29回連続無失点「由伸さんはもっと上」

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2023.9.10(日) 21:38

オリックスの先発・宮城大弥(カメラ・岡野 将大)

◆パ・リーグ ロッテ0―2オリックス(10日・ZOZOマリン)

 オリックス・宮城大弥投手が3年連続の10勝をクリアした。高卒2年目からの達成は日本ハム・大谷翔平(14~16年)以来で、同4年目で3度の2ケタ勝利は、球団では梶本隆夫(54年入団)と米田哲也(56年入団)に続く3度目の快挙となった。

 9日にはエースの山本が2年連続でノーヒットノーランを達成。ヒーローインタビューで「あしたも見られると思います」と勝手に予告されていた。その試合を宿泊先で見ていた宮城は「1安打で完封してくれ、とは思いました」と正直に告白。5回2死二塁で岡の初安打となる左前打を許すまで、2日連続の快挙を十分に予感させる内容だった。

 最速150キロの直球を主体に圧倒し、スローカーブは1球だけ。緩急が不要なほどで、8回を1安打無失点の快投だった。山本は42イニング自責ゼロなら宮城も29イニング連続無失点。過去3度の投げ合いで2敗だった佐々木朗にも初勝利し「由伸さんはもっと上にいる。少しでも近づきたい。もっと長いイニングを投げていれば、どういった結果だったかは分からない。朗希に勝ったというより、チーム全体としてロッテに勝てたという感じです」と謙虚だった。

 5試合を残して12勝6敗2分けとなり、2年連続でロッテ戦の勝ち越しも決定。中嶋聡監督は「目の前の結果が真ん中にあるけど、本当に一つ一つやっていくしかない」と力を込めた。

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