ソフトバンクのカギを握る“8回の男” 奮闘する藤井皓哉にOBの五十嵐氏もエール

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2023.9.10(日) 07:34

ソフトバンク・藤井皓哉

◆ 「オスナに繋ぐ形ができれば…」

 ソフトバンクは9日、本拠地での楽天戦に7-2で勝利。相手先発・田中将大の前に6回までゼロ行進が続いていた中、7回に一挙5得点の猛攻で大逆転。終盤はリリーフ陣が相手打線をシャットアウトし、終わってみれば5点差の快勝となった。

 同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説陣が熱い視線を送ったのが、逆転直後の8回表に登板した藤井皓哉の投球だ。4番の浅村栄斗からという打順ながら先頭を154キロの速球で見逃し三振に仕留めると、一死から四球と内野安打に悪送球も絡んで一死一・三塁のピンチを迎える。

 一打出れば2点差、長打ならさらに危機的状況となる中で、2安打を放っている辰己涼介を二直に仕留めて二死。続くマイケル・フランコはフォークで空振り三振に斬り、得点直後のイニングを無失点で切り抜けることに成功した。


 藤井の好投が攻撃にも良い流れを呼び込み、直後の8回裏に甲斐拓也の適時打などで2点を追加。5点リードとなった9回は松本裕樹が締め、ソフトバンクが逆転勝利を掴んだ。

 番組に出演した五十嵐亮太氏は、この日の藤井の好投を称えつつ、大混戦となっているクライマックスシリーズ進出争いのカギとして“ブルペン陣の奮闘”を強調。

 その中でも藤井に関しては「先発から中継ぎに戻りましたが、チームとしては彼がここに入ってもらわないと困るという状況ですよね。最初は8回以外も投げていましたけど、ようやく(固まった)という感じ」とここまでを振り返り、「9回のオスナにつなぐ形ができれば、6回・7回は今いるブルペンのメンバーで何とか乗り切れると思う」とコメント。

 かつてのレジェンドリリーバーが期待を寄せる“8回の男”が、チームの新たな柱となるか。奮闘が目立つ鷹のブルペン陣のなかでも、藤井皓哉の働きに要注目だ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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