勝ち越しを呼び込んだロッテ救援陣の好投に館山昌平氏「リリーフ陣の好投が打線の7回、8回の得点に繋がった」
ベースボールキング
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2023.9.1(金) 07:54
ロッテの西村天裕
◆ 「競い合いながら中継ぎを支えている」ロッテは31日、日本ハムとの試合(ZOZOマリン)に6-4で勝利。先発のメルセデスが5回途中で降板も、その後の中継ぎ陣が日本ハム打線に1安打も許さない好リリーフを見せ、チームの逆転勝利に貢献した。
メルセデスは初回から3連打を浴び失点すると、続く一死二・三塁のピンチで5番・マルティネスを高々と舞い上がった中飛に打ち取ったと思われたが、中堅手・岡大海が打球を見失い結果的には適時二塁打となり2失点。続く2回には2番・郡司裕也に適時打、さらには5回にも6番・上川畑大悟に適時打を浴び、二死一・二塁と走者を残したところで降板となる。
それでも、ピンチの場面でマウンドを受け継いだ2番手・東條大樹が7番・野村佑希を一邪飛に抑え、見事に火消し。6回以降は澤田圭佑から西村天裕、ペルドモと繋いでいき、9回は抑えの益田直也がしっかりと3人で締めて勝利。計5人のリリーフ陣が日本ハム打線を無安打・無失点に封じ込じ、打線に勢いを与える好救援を披露した。
日本ハム打線を無失点に封じたロッテのリリーフ陣について、31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「メルセデスの後の5人の投手が無安打に抑える投球ですから素晴らしかったです。東條や澤田はまだ勝ちパターンには入ってはいないですが、そういった投手たちがしっかりと競い合いながら中継ぎを支えていますよね」と勝ちパターン以外のリリーフ陣の競争についてコメント。
続けて「6回・7回と三者凡退が続いたので、攻撃陣に良い流れを持ってきた。リリーフ陣の好投が7回・8回の得点に繋がったと思います」とし、中継ぎ陣の好投を逆転の要因に挙げた。
前半戦を支えた益田、ペルドモ、西村に加え、8月から一軍に上がってきた東條、澤田の存在がリリーフ陣の層を厚くし、激しい競争が生まれているロッテ救援陣。
9月のラストスパートに向けて、リリーフ陣のさらなる活躍は必要不可欠になってくるだろう。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』