相手を上回る10安打も…痛恨の逆転負けを喫したロッテ 解説陣は「2番・山口」を巡り議論

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2023.8.26(土) 07:44

ロッテ・山口航輝 (C) Kyodo News

◆ 高木豊氏は「個人的にはポランコと並べた方が……」

 ロッテは25日、敵地でのオリックス戦に3-4で敗戦。1位・2位の直接対決に敗れ、ゲーム差を「9.5」に離されたほか、26日の対決で勝利しなければ相手にマジック点灯を許してしまう事態となった。

 この日は2回に岡大海とマイク・ブロッソーの適時打で2点を先制し、5回にも藤原恭大の犠飛で加点。試合の主導権を握っていたが、先発の種市篤暉が中盤につかまる。5回に犠飛で1点を返され、6回は2本の適時打を浴びるなど3失点。試合をひっくり返されてしまう。

 反撃したい打線は相手を上回る10本の安打を放ったものの、オリックスの強力リリーフ陣を攻略することは叶わず。3-4で逆転負けを喫した。


 連勝が止まり、首位とのゲーム差は「9.5」。25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した松中信彦氏も、「ロッテとしては序盤の流れで一気に行きたかったんですが、それを逆転されてしまった。本当に必死こいていかないと、この流れは変わらないかなと」と危機感をあらわにした。

 また、番組MCの高木豊氏は「2番・一塁」でスタメン出場した山口航輝に注目。「下位打線から上位に回って得点しているケースもあって、この日は2番に山口を置いたんでしょうけど、個人的にはポランコと並べた方が怖い気はする」と組み替えた打線について持論を述べた。

 打順に関しては、松中氏も「昨日までオリックスが1失点以下の試合を続けていたので、攻撃的な打順を組んだのかなと」と推測しながら、「今日負けたことによって、2番というのは今日だけかもしれない」とコメント。

 同じく番組に出演した五十嵐亮太氏は元投手の視点から「2番に長打があるバッターがいるというのは嫌ですよね」と2番に山口を配置することの意味を解説しつつ、今後の起用法には「チームの状況にも寄ってくるので……何とも言えないですね。ある程度試しながら、反応を見ながらという感じになるのかなと」と語った。


 これまでも選手の状態や相手関係を見ながら様々な策を練ってきた吉井理人監督だけに、次戦以降もいろいろな攻撃のパターンを試してくることだろう。

 26日の試合はどんなラインナップで首位・オリックスに挑むのか、直接対決・第2戦はスタメン発表から目が離せない。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】首位叩きのチャンスも痛恨の逆転負け…/8月25日:ロッテ-オリックス戦ハイライト


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