日本ハム・上原は自己最長の9回を4安打零封!球団OBの岩本氏は“二段モーション”の効果を解説

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2023.8.21(月) 07:14

日本ハム・上原健太 (C)Kyodo News

◆ 遂に覚醒か…?15年ドラ1の本領発揮に解説陣も熱視線

 日本ハムは20日、敵地でのオリックス戦に0-1で敗戦。先発した上原健太は白星こそつかなかったものの、自己最長の9回を投げてオリックス打線を零封した。

 前回登板のソフトバンク戦では6回2失点で2勝目を挙げた上原。この日は初回から一死一・三塁のピンチを招くも森友哉、さらにリーグ首位打者の頓宮裕真を凡退に抑えると、その後も2度の併殺やナインの好守にも助けられながら8回までスコアボードに「0」を刻んでいく。

 8回終了時点で100球を投じていたものの、敵地に駆け付けた日本ハムファンの声援を背に9回もマウンドに上がるとテンポ良く三者凡退に凌ぎこの日はお役御免に。9回116球無失点、4安打5三振1死球の内容で先発の役目を果たした。

 その後は延長戦の末にサヨナラ負けを喫した日本ハムだったものの、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』にて番組MCを務めた岩本勉氏は「投げれば投げる程持ち味を発揮してきているバランスのいいアウトの取り方ってのが目立ちましたね…二段モーションがピタッとはまってますよ」と古巣の後輩の快投を絶賛。

 続けて出演した平松政次氏も「大体上原はボールが暴れてね、でフォアボールなんか出して点を取られるケースが多いんだ」と悪い時の内容を振り返りつつ、「今日はコントロールがしっかりしてたし、この長身で真上から投げてくる投球ができて非常に自信になったと思いますよ」とコメント。

 二段モーションを投球フォームに取り入れた事によって制球力が上がり、長身を駆使した投球により力強さが増したという見立てを示した。

 援護に恵まれず惜しくも3勝目とはいかなかった上原だが、リーグ連覇チームを相手に9回無失点に抑えた経験は必ず活きてくるはず。

 出演した大矢明彦氏は最後に「これで(ローテーションの)軸で回ってほしいなと思えるような内容でした」と語り、今後の更なる飛躍に期待を込めて締めくくった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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