「まだまだこれから」代打で同点打を放った楽天・島内宏明の復活に解説陣がエール
ベースボールキング
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2023.8.20(日) 07:54
楽天・島内宏明 (C)Kyodo News
◆ 「4番を打った選手ですから…」楽天は19日、本拠地でのロッテ戦に7-5で勝利。連敗を3で止め、借金を再び「5」に減らした。
初回から4点を先制される苦しい展開となった中、小刻みに得点を挙げて食らいついていったこの日の楽天。1点差まで詰め寄った8回裏、二死三塁のチャンスで代打・島内宏明が適時打を放ってとうとう試合を振り出しに戻すと、そこから小深田大翔の適時三塁打、辰己涼介にも適時打が飛び出し、一挙3得点で試合をひっくり返した。
直後の9回表は守護神・松井裕樹は締めてゲームセット。お立ち台に登場した島内は「打った瞬間よりも、自分が打席に立った瞬間に凄い声援が聞こえたので、そのおかげで打てました。ありがとうございます」と本拠地に詰めかけたファンに感謝を述べた。
圧巻の勝負強さを発揮した島内について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一氏は「今年は非常に不振で、なかなかレギュラーで使われることもなく苦しんでいましたよ」と今季の苦戦を振り返りながら、「しかし代打で結果を出すというのは、初球から自分の決めた球を積極的に振って行くしかないんですよね」とコメント。
同じく番組に出演した斎藤雅樹氏も「4番を打ったこともある選手ですから。ファームにも行っていましたし、本当に今年は苦しかったと思いますけど、まだまだこれからですね」と語り、この一本をキッカケにして、今後のさらなる活躍に期待を込めた。
ここ2年で打点王に最多安打のタイトルを獲得と一気に飛躍を遂げた島内だったが、今季はここまで打率.187と本来の打棒に影を潜めていた。
チームの連敗を止めた一打をきっかけに、ここからの復活に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』