ロッテ・美馬が1000奪三振達成も…館山氏「ここまで負けが先行してしまうのは寂しさを感じる」

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2023.8.18(金) 07:54

ロッテ・美馬学 (C) Kyodo News

◆ 「下半身の粘りを意識して投球できれば…」

 ロッテは17日、敵地での日本ハム戦に0-5で敗戦。先発の美馬学が6回5失点(自責点4)と試合を作れず、今季7敗目(1勝)を喫した。

 美馬は3回、先頭の8番・王柏融に右翼スタンドへの一発を浴び先制を許すと、続く奈良間大己の二塁打をきっかけに二死二塁のピンチを招き、アリエル・マルティネスに中前適時打を浴びてこの回2失点。4回にも万波中正に甘く入ったストレートを捉えられ、弾丸ライナーでスタンドに叩き込まれるソロで3失点目。

 6回にも二死二・三塁から、自らの暴投と味方のミスも絡んで2失点。美馬は6回107球、9安打5失点(自責点4)の投球内容で降板。初回にプロ通算1000奪三振を達成するも、メモリアルを白星で飾ることができなかった。


 美馬の投球について、17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「佐々木朗希投手が不在のなか、なんとか経験のある美馬投手が引っ張って欲しいところですけど、ここまで負けが先行してしまうのは寂しさを感じます。ここから巻き返して欲しいですね」とコメント。

 また、同じく番組に出演した解説者の笘篠賢治氏は「私が見る限り、リリースの際にボールを指から早く離そうとし過ぎている感じがしますね」と問題点を指摘したうえで、「もう少し重心を下げて、バッターの方へ向かっていく時間をもう少し増やして欲しい。下半身の粘りはとても大切でなので、苦しい時こそ下の粘りを意識して投球していけば、もっと球速も上がってくると思いますね」と下半身の重要性について解説をした。

 ロッテは今季13度目の零敗となり、さらには開幕カード以来となる同一カード3連敗。36歳のベテラン右腕も、自身のメモリアルなゲームを白星で飾ることができなかった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】美馬が通算1000奪三振達成も…/8月17日:日本ハム-ロッテのハイライト


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