【オリックス】森友哉「完璧でした」復帰初弾が決勝13号ソロ!同点犠飛&捕手でフル出場と大活躍

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2023.8.18(金) 06:15

ヒーローインタビュー後にポーズをとる森友哉(左)と宮城大弥 (カメラ・豊田 秀一)

◆パ・リーグ オリックス2―1ソフトバンク(17日・京セラドーム大阪)

 オリックス・森友哉捕手(28)のフルスイングがハッピーエンドへ導いた。「完璧でした」。同点の4回、和田のスライダーを右越えへ運んだ。51日ぶりとなるチームトップタイの勝ち越し13号ソロ。左太もも裏痛から8日に復帰後、7試合目での初本塁打だった。

  7月1日の日本ハム戦(エスコン)で負傷。同箇所の肉離れは初めてだった。「1か月は粘って頑張るから」とメッセージをくれたのが同じ95年生まれの若月。リハビリを焦らないように、という優しさを感じた。1軍で戦力になれない分、捕手同士の意思疎通は欠かさなかった。

 「僕がおらん方が強いのかな…」と思うほど、1か月以上の離脱中、チームは15勝9敗と踏ん張った。特に若月は扇の要としてカバーしてくれた。宮城、山下ら先発陣の特徴や配球を聞かれれば、精いっぱいの助言で後方から支援。試合後には必ず「ナイスリード」と、ねぎらいの言葉を送った。

 同じパ・リーグの西武からFA移籍初年度。「勝ちに貢献できるなら。下手くそなりに『ぜひ』という気持ちで」と5年ぶりの外野起用にも応えてきた。この日は復帰後2度目の先発マスクで初のフル出場。5回1死一塁では柳田を143キロの直球で中飛に仕留めた。直前には87キロのスローカーブでファウルを奪い、「投球の幅を広げてくれた」と宮城から感謝された。初回には同点の左犠飛。中嶋監督は「いなかったらゼロ(無得点)ですからね…」と冗談交じりに存在感をたたえた。2位・ロッテとは今季最大タイの7ゲーム差。太く強い柱が、また独走態勢をつくった。(長田 亨)

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