【オリックス】宮城大弥 52日ぶり白星で7勝目 96年以来の貯金22で2位ロッテに今季最大7差

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2023.8.10(木) 05:00

7回途中3失点で7勝目を挙げた宮城大弥(カメラ・今西 淳)

◆パ・リーグ ロッテ3―8オリックス(9日・ZOZOマリン)

 雨ニモマケズ、踏ん張った。オリックス・宮城大弥投手(21)が6回2/3を6安打3失点で7勝目をマーク。久しぶりのヒーローインタビューに「いいところもあれば、悪いところも出たのかな、と。(白星に)もちろん、乗っていきたい」とはにかんだ。6月18日のヤクルト戦(神宮)以来52日ぶりに勝利の美酒を味わい、2位・ロッテとの直接対決の第2ラウンドを制した。

 立ち上がりに豪雨に見舞われた。初回2死から石川慎の打球を右翼・野口が見失う二塁打とし、試合が中断。ゲーム再開まで14分間空いたが、「『一球一球大事に』と、考えて待っていました」。集中力を切らさず、4番・ポランコをスライダーで三邪飛に仕留めた。7月5日の楽天戦(楽天モバイル)では雨中の登板に苦しんだだけに「前回の失敗はしたくない」と教訓を生かした。

 2回以降は持ち味の緩急自在の投球でマリーンズ打線をほんろう。7回2死から3連打を浴びて降板したものの、中嶋監督は「良く頑張った」とたたえた。対ロッテ戦は4試合で2勝0敗、防御率1・53。シーズン佳境へ、頼もしい限りだ。

 後半戦に入り、カード頭をエース山本が務め、2戦目を任される。優しい先輩? は快投する度にお立ち台から、次戦の左腕に「しっかり頑張ってほしい」とハッパをかけるのが定番となった。「昨日もすごい投球。(山本を)追っていきたい。自分がそういうことを言える立場になりたい」と宮城。4カード連続の勝ち越し&4連勝で96年以来の貯金22に到達。16日にもマジックが点灯する。2位とは最大7ゲーム差に広げ、独走ムードが漂ってきた。(小松 真也)

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