【ソフトバンク】92試合目で自力V消滅、オフに大型補強敢行も…2戦連続完封負けに藤本監督「安打2本じゃ…」

スポーツ報知

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2023.8.2(水) 21:41

7回、交代を告げる藤本博史監督 (カメラ・岡野 将大)

◆パ・リーグ 西武2―0ソフトバンク(2日・ベルーナドーム)

 ソフトバンクが92試合目にして自力優勝の可能性が消えた。わずか2安打で昨年9月以来の2戦連続となる完封負けを喫した。

 打線のテコ入れも実らなかった。今季初めて近藤を4番に起用。川瀬を2番に据えるなど、サブマリン与座との相性を考慮したオーダーを組んだが、6回先頭のリチャードが左前打を放つまで打者15人パーフェクトに封じられた。緩急と低めへの制球に苦しみ、なすすべなかった。

 今季最短2時間8分で9度目のシャットアウト負け。藤本監督は「でも、何とかね。どうしようもないな。安打2本じゃ何もできない。切り替えて、明後日(4日の日本ハム戦)から頑張りましょう」と言葉を絞り出した。

 先発の石川は7回途中4安打2失点と試合は作ったが、今季5敗目だ。3回先頭の呉念庭に与えた四球から2死二塁のピンチを招き、ペイトンに中前適時打を浴びて先制点を献上。「自分が目指している投球とはほど遠かった」と唇をかんだ。自身4連敗で5月19日の西武戦(ペイペイD)を最後に白星をつかめていない。

 昨オフは国内FA組から近藤と嶺井を獲得。さらにオスナ、有原、ガンケルら大型補強をして3年ぶりのリーグ優勝を目指すが…。5位の西武に痛恨の連敗で貯金2。藤本ホークスが厳しい現実に直面している。

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