【西武】栗山巧が先制4号ソロを含む今季初マルチ安打「その日その日に役割があるからしっかり集中していく」

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2023.7.26(水) 23:13

2回2死、右越えに先制ソロ本塁打を放ちベンチでナインに迎えられる栗山巧 (カメラ・小泉 洋樹)

◆パ・リーグ 西武5―3ロッテ(26日・ベルーナドーム)

 切れるのか、入るのか。2回2死。西武・栗山の放った打球は右翼ポール際へと伸びていった。三塁側ベンチで総立ちになって打球の行方を追いかけた西武ナインの祈りが通じたかのように、放物線は切れることなく右翼席中段へ舞い降りた。この試合初安打となる先制の4号ソロは17日の日本ハム戦(ベルーナドーム)以来となる一発。「思い切って打っていこうと打席に入りました。ファウルにならなければ入るかなと思ったのでよかったです」と淡々と振り返った。

 この日は6番・DHで先発。今季は87試合中44試合出場にとどまっているが、準備は怠りない。本拠地では早出の打撃練習で左翼の守備位置について守備練習をこなしてティー打撃、フリー打撃などルーチンを崩さない。「しっかり1日の準備をちゃんとして、昨日出番なかったからとかそういうのは全く抜きにして。今日は今日のスタートとしてそのつもりで。その日その日に役割がありますから、それにしっかり集中していく。そこだけ」。5回にも中前安打を放ち、今季初のマルチ安打を達成。勝ち越し点につなげた。

 気温38度の日中でも黙々を練習をこなす。夏は好きかと問われて「ハイ、任せておいてください。これからも頑張ります」。出場したここ4試合連続で安打と打点を記録。巻き返しへ、ベテランの力は欠かせない。

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