◆パ・リーグ　楽天３―１日本ハム（２５日・楽天モバイル）

　楽天のドラフト３位・渡辺翔太投手が９回に登板。無失点で抑え、プロ初セーブをマークした。

　３―１の９回。緊張から力んでしまい、先頭のマルティネスには死球を当てるも「銀仁朗さんを信じて、とにかく全力で腕を振って投げました」と冷静にマウンドに立ち続けた。続くハンソンを左飛、加藤豪を遊飛、伏見を二飛に打ち取り試合を締めると、うれしいプロ初セーブが舞い込んだ。「とても緊張しました。やっぱり３アウトとった瞬間は違った嬉しさがあった」と笑顔を見せた。

　特例２０２３で出場選手登録を抹消されている守護神・松井裕に変わり、マウンドに送り出された。「まだ１年目だけど、本当に今日こういう経験させてもらってありがたいです」と感謝の言葉を口にしたが「早く裕樹さんに帰ってきてほしいなと思います」と後輩の一面も見せた。

　送り出した石井一久監督は「渡辺に任せてもおかしくないぐらいしっかりとシーズンを戦ってくれている。あの場面に立つにふさわしい投球だったと思います」と評価。「失敗することは絶対にある。失敗を恐れずに彼らしいピッチングをしてくれればいい」とさらなる成長を期待した。

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