【オリックス】ブーマーの記録にあと1本!セデーニョ4戦連発で今季ほっと神戸5戦5勝

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2023.7.24(月) 05:00

ヒーローインタビューを終え、ポーズをとる紅林弘太郎(左)とセデーニョ(右)(カメラ・渡辺 了文)

◆パ・リーグ オリックス7―5日本ハム(23日・ほっと神戸)

 真っ青な神戸の空へ、鮮やかな軌跡を描いた。オリックスのレアンドロ・セデーニョ内野手(24)が、4試合連続本塁打となる7号3ランを放った。紅林の2点打で勝ち越した直後の7回1死二、三塁、玉井のカットボールを左中間へたたき込んだ。「最低限、犠牲フライと思っていた。打とうと思ってホームランを打っているわけではない」と謙虚に話したが、4戦連発は球団では17年のロメロ以来。球団外国人記録の87、89年のブーマー、02年シェルドンにあと1だ。

 今季、育成選手として入団したベネズエラ出身の大砲は5月に支配下選手登録を勝ち取った。ファーム時代は選手の名前どころか、ニックネームも覚えて、チームにとけ込んだ。そんな愛されキャラで、15日は先輩の大城に焼き肉をごちそうになった。その翌日のソフトバンク戦(ペイペイD)から連弾がスタート。「焼き肉のおかげで打てたので、また連れて行ってください」とおねだりした。4日の楽天戦で来日1号を放ってから、7月だけで7発。セデーニョがアーチを架ければチームは7戦全勝。今季最長、3度目の5連勝に導いた。

 ほっと神戸では今季5戦5勝。2000発の大花火大会が催されたこの日は、06年6月16日の阪神戦以来のチケット前売り完売だった。森が故障離脱中で4番を任せる中嶋監督は「どんどん相手も研究してくる。そこ(セデーニョ)に集中できないぐらい、周りが助けてくれたら」と頓宮や杉本らの打撃にも期待したが、5試合を残して7月は10勝4敗で、開幕から4か月連続で月間勝ち越しを決めた。貯金も19まで増え、独走モードに入ってきた。(長田 亨)

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