【球宴】ソフトバンク・柳田悠岐、2年連続MVP弾も自虐「久々の勝ちうれしい」 巨人・松井秀喜以来2人目

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2023.7.20(木) 05:20

3回1死、ソロ本塁打を放った柳田悠岐(カメラ・堺 恒志)

◆マイナビオールスターゲーム2023 全セ1―8全パ(19日・バンテリンドーム)

 ひと振りで球場の視線を独占した。4点リードの3回1死。柳田悠岐外野手(34)は小笠原の初球、144キロ直球を豪快に振り抜いた。「奇跡です。いいバッティングができました」。右翼席中段まで飛ばしたソロアーチは、2年連続通算3本目の球宴弾。初回の中前適時打と合わせ、2安打2打点で昨年の第2戦から2試合連続MVP。98~99年の松井秀喜(巨人)以来、2人目となる快挙を成し遂げた。

 栄誉と賞金300万円とともに、球場の爆笑もさらった。お立ち台では「久々の勝ちなのでうれしいです」。チームは前半戦を9連敗で終えただけに“自虐ネタ”で笑わせた。テレビ中継のインタビューでも、キャラは全開。気になった選手にロッテのペルドモを挙げ「思ったよりかわいい。投球からは想像もつかない、キュートな、ヤングな顔でした」とうれしそうだった。

 今季は82試合でリーグ2位の打率3割5厘、同3位の14本塁打、同3位の48打点と好調。ファン投票ではDH部門でリーグ最多の72万5834票を集めた。第2戦は地元・広島での開催。「暑い一日になると思うので、しっかり水分補給して無事に終えられるように頑張ります」。史上初の3戦連続MVPも夢ではない。(中村 晃大)

 ▼2人目の2戦連続MVP 柳田(ソ)が一発を含む2安打2打点でMVP。柳田は、14年〈2〉戦、昨年〈2〉戦に次いで3度目のMVP。オールスター戦で3度以上のMVPは、

(7)清原和博 (3)王 貞治

(3)金田正一 (3)江夏 豊

(3)長池徳二 (3)福本 豊

(3)張本 勲 (3)掛布雅之

(3)土井正博 (3)松井秀喜

(3)野村克也 (3)柳田悠岐

 12人目。7度の清原は別格だが、3度は11人が並んで2番目。球団では、南海時代の58年、72年〈1〉戦、77年〈2〉戦の3度獲得の野村克也に次いで2人目だ。

 また、昨年〈2〉戦に続いて2試合連続のMVP。2試合連続MVPは、98年〈2〉戦、99年〈1〉戦の松井秀喜(巨)に次いで柳田が2人目になった。

 ほかに、51~59年はシリーズを通じてMVPを選出していたが、毎試合殊勲選手を選出。2試合連続で殊勲選手には、54年〈2〉戦、55年〈1〉戦の毎日・山内和弘、57年〈2〉戦、58年〈1〉戦の巨人・宮本敏雄がいる。

(福山 智紀)

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