【日本ハム】育成右腕・柳川大晟が自己最速の154キロ&プロ初セーブ!「1軍の抑えを目指したい」…イースタン・楽天戦

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2023.7.11(火) 01:51

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◆イースタン・リーグ 日本ハム8―5楽天(10日・鎌ケ谷)

 日本ハムの柳川大晟投手(19)が3点リードの9回に5番手として登板し、1イニングを無安打無失点、2奪三振。トラックマンの計測では自己最速を2キロ更新する154キロをマークするなど、191センチの大型右腕が圧巻の内容で初セーブをマークした。

 長足の進歩を示す18球だった。先頭の田中貴を鋭いフォークで空振り三振に取ると、続く堀内は低め直球で押し込み遊飛。黒川には追い込んでから4球ファウルで粘られたが、最後は外角低め153キロで空振り三振に切った。2年目で挙げた公式戦初セーブに「今まで最終回を抑えたことがなかったので、めちゃめちゃよかったです」。計13球で平均約151キロを計測した直球と、田中瑛斗投手(23)を参考に約1週間前から握りを変えたフォークで快投した。

 入団前に手術した右肘のリハビリに励んだ1年目を経て、今季は10登板で防御率2・13、奪三振率も11・37をマーク。下半身に重点を置いたトレーニングで約3キロの筋量アップに成功し「結果が出るようになったのはフォームが固まったのが一番」と笑顔。四球もわずか3つのみで「今はある程度、自分が思ったところに全球種投げられている」とうなずいた。

 前半戦は中10日前後で登板し、その間はウェートトレーニングで追い込みながら体作りに励んできた。木田2軍監督は「30代半ばまで150キロ以上を投げるためには、今のうちにもっと速くする必要がある。ノーラン・ライアンだって(全盛期に)160キロ以上出ていたから、45歳まで155キロを投げることができていた」とメジャー通算324勝の大投手を例に挙げながら、さらなる球速アップを求めた。柳川は「1軍の抑えを目指してやっていきたい。後半戦では155キロ出したいです」。日本ハムの次代を担う大器が、一歩ずつ階段を上っていく。

 ◆柳川 大晟(やながわ・たいせい)2003年8月21日、大分県生まれ。19歳。九州国際大付高から21年育成3位で日本ハム入り。昨季はファームで3登板、防御率3・00。191センチ、87キロ。右投右打。趣味は格闘技観戦で「超RIZIN2」の注目カードは「朝倉未来VSケラモフ」。

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