◆パ・リーグ　ソフトバンク１―２西武（１０日・京セラドーム）

　やられたらやり返す。その気持ちで一杯だった。２日のソフトバンク戦（ベルーナドーム）。西武・隅田知一郎は５回４失点で降板していた。「今日は絶対にやり返してやろうという気持ちでマウンドに上がりました」。リベンジの思いをボールに乗せた。チェンジアップ、フォークボールをテンポよく投げ込んで相手打線をかわしていく。６回、三森に右越えソロを献上したが、７回を３安打、無四球、１失点にまとめた。

　隅田を引っ張ったのが古賀悠人だ。２回、先制の中前打を放つと、好リードで左腕の持ち味を引き出す。「隅田のフォークとチェンジアップは一級品。カウントも取れて空振りも取れる。その中で使い方を大事にしてるんですけど、今日はそれがうまく使えたかなと思います」と振り返った。

　後半戦の巻き返しへ向けて、欠かせないのがこのバッテリーの力。「僕も古賀に負けないように、一緒に成長できたらいいと思います」と隅田が言えば、古賀も「何とか勝てるように、１日１日を全力で努力してやっていきたいと思います」と言葉を強めた。切磋琢磨（せっさたくま）しながら、チームを上昇気流に乗せていく。

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