【オリックス】大爆勝で4日以来の首位 宮城と「ベニボウズ」結成の紅林弘太郎が18試合連続安打で連勝に導く
スポーツ報知
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2023.7.10(月) 06:00
◆パ・リーグ オリックス11―5西武(9日・京セラドーム大阪)
大爆勝で大爆笑! オリックスが今季最多11得点の快勝で4日以来の首位に浮上した。紅林弘太郎内野手(21)が1点を追う3回、18試合連続安打となる右中間への逆転2点三塁打を放ち、今季最多の1イニング7得点を演出して連勝に導いた。この日は選手が漫才コンビに扮(ふん)した夏ポスター企画「キングオブコンビ」のグッズが本拠地で初売りされて大盛況。大入りの京セラドームのファンは笑いっぱなしだった!?
オリ党は笑いが止まらなかったに違いない。今季最多3万4851人の観衆が詰めかける中、11安打で今季最多11得点の大爆勝。主役を担ってスポットライトを浴びたのは、紅林だ。1点を追う3回1死一、二塁で右中間へ逆転2点三塁打を放ち、一挙7点のビッグイニングを演出。「後ろの打者に回す気持ちで打席に入りました。最高で~す!」。センターマイクこそなかったが、2試合連続のお立ち台で声を張り上げた。
球場はゲーム前から熱気にあふれた。選手がお笑いコンビに変身した夏ポスター企画「キングオブコンビ」の連動グッズが8日に発売され、この日は本拠地での初売り。ドーム内の球団直営店「Bs SHOP」には開店前から約300人が並び、通常より15分早い午前9時45分にオープンした。試合開始直後まで常時300~400人の長蛇の列ができ、久田篤史店長(34)が「想定を上回りました。感謝しています」と驚きを隠せない大盛況だった。
もちろん、紅林も同学年で仲良しの宮城と「ベニボウズ」を結成して、売れ筋ランキングは選手18組中4位タイの人気ぶり。ファン感謝デーで披露した「XJAPAN」に扮(ふん)した姿が当初からSNSで話題を集め、「喜んでもらえたらいいなと思います」と白い歯をこぼした。
プロ4年目の有望株は売り上げもうなずける活躍で、規定打席に満たないながら打率2割9分4厘をマーク。9戦続けて3番に座るなど、中軸を務めていた森の故障離脱をカバーし、自己最長の18試合連続安打と快音を響かせている。21年に16試合連続安打を放った宗からは「(自分の記録まで)打ったら何か買ってやるよ」と約束されており、「高価なものを買ってもらおうかな」とニヤリ。次は元同僚のレッドソックス・吉田正が20年に記録した24試合連続安打に照準を定め、「正尚さんに連絡したいなと思います」と鼻息を荒くした。中嶋監督も「いいと思いますよ。凡打の内容も悪くない」とたたえた。
チームは連勝で5日ぶりに首位に再浮上。紅林は「1日1本打てるように頑張ります。続けるということが大事」と高らかに誓った。猛牛戦士がリーグ3連覇へ、グラウンド内外でファンに笑顔を届けていく。(小松 真也)
◆「大爆勝を巻き起こせ! キングオブコンビ2023」 19年から始まった夏ポスター企画。今年は「コンビ推し」をテーマに選手が漫才コンビに変身。岡山の実家が隣同士の頓宮と山本の「おとなりさん」など、実際にありそうなネーミングがSNSで話題に。“仕掛け人”のオリックス・後藤俊一広報宣伝部部長(50)は「コンビの組み合わせや関係性はこだわりました。ファンの方に喜んでもらえてうれしい限りです」と感謝した。
★大爆勝グッズ売れ筋ランキング(選手18コンビ)
〈1〉おとなりさん(山本、頓宮)
〈2〉ワンハンドレッド(福田、杉本)
〈3〉ザ・きゃっち(森、石川)
〈4〉ベニボウズ(紅林、宮城)
〈4〉Wマダム(山崎颯、宇田川)
〈4〉むてっぺき(中川圭、宗)
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