【日本ハム】今季20度目の1点差負け…新庄監督「成長している段階のチーム」
スポーツ報知
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2023.7.9(日) 03:00
◆パ・リーグ 日本ハム2―3ロッテ(8日・エスコンフィールド)
日本ハムは8日、ロッテに2―3で敗れ、今季20度目となる1点差負けを喫した。接戦をものにできず3連敗となったが、新庄剛志監督(51)は若いチームが成長するための過程と強調。重ねていく「経験」が、僅差の戦いを制する礎になると期待した。1か月ぶりとなる打点を挙げた細川凌平内野手(21)も守備のミスを猛省と、一丸となって更なる向上を目指していく。
開口一番出た言葉に、新庄監督の悔しさがにじみ出ていた。「3回以降、ヒットが出せなかったらちょっと……。厳しかったですね」。初回に先制されるも、その裏に清宮の4号ソロで追いつき、2回には細川が6月4日巨人戦以来の打点となる右適時二塁打を放ち、勝ち越した。しかし3回以降は1人の走者も出せずに敗戦。3位ロッテとのゲーム差は、9に広がった。
今季の43敗中、1点差負けは20度目となった。その結果にも新庄監督は、悲観していない。「まそういうもんですよ。成長している段階のチームというのは。急にはそんな成長していかないから」。そう現状を冷静に見つめ、「こういうのを逆転して、逆に1点差で勝てるようになっていくチームにしていかないと。1点差をものにして勝利をつかめば、選手たちが分かってくる。やっぱ経験しかないからね」と続けた。今後向上していくための過程と信じ、勝利を追い求めていく。
選手もよく理解している。打だけではなく、7回に中前へ抜けそうな当たりを左へ跳んで好捕した細川だったが、9回に一塁へ送球エラーを記録した。低めのボール球を右翼線へ運んだ適時打には「いい反応ができて良かった」と口にするも、守備については「最後のミスが全て。いいプレーはあったが、ああいうミスをなくさないとレギュラーは取れない」と表情を険しくした。20回、1点差に泣いてきた悔しさを無駄にしないためにも、残り試合、一球一球に全精力を傾けていく。
(砂田 秀人)
☆日本ハム上沢(右手薬指を負傷する中、7回途中を3失点)「真っすぐもだんだん良くなっていたので。気持ち的には(7回を)投げ終えたかった。(負傷は)よくあるんで。次は大丈夫」
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