◆パ・リーグ　日本ハム１―３オリックス（１日・エスコンフィールド）

　オリックスが１８年４月から続いていた日本ハム・上沢に対する連敗を１２で止め、今季最長タイの５連勝。貯金を最多１４に更新し、首位を守った。

　同点とされた直後の５回１死一、二塁から、宗が初球のチェンジアップを右翼線へはじき返す勝ち越しの２点二塁打。先発コットンから６投手で日本ハム打線を１点に封じ、相手右腕に１７年４月７日以来、１６試合ぶりの黒星をつけた。「毎回、勝つぞって言って負けての繰り返しだったので」と宗。中嶋監督も「こちらは（連敗を）気にしていないですけど。みなさん、マイナス思考をありがとうございます」と冗談を飛ばした。

　ただ、手放しでは喜べなかった。攻守の要、森が８回の走塁で左太もも裏を負傷。杉本の中前打で一塁から二塁をオーバーランして転倒した。なんとか塁に戻ったが、立ち上がることができず交代。アイシングなどで治療し、試合後は松葉づえをついて引き揚げた。

　指揮官は「ちょっとというか、だいぶ心配ですね…。本人もやった（負傷した）ことがないみたいな感じだった。なかなかない（痛がり方）なので」と説明。肉離れなら長期の戦線離脱ともなりそうで「いろんなことを考えないといけない」と言葉を続けた。

　チームトップの１２本塁打、３８打点をマークし、同最多の３８試合で先発マスクをかぶっていた森。右足骨挫傷で出場選手登録を抹消された５月不在時の６試合は２勝２敗２分けだった。首位を走るチームが緊急事態に見舞われた。（長田　亨）

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