ロッテ・鈴木昭汰「上でやらないといけない」二軍で7試合連続ノーヒットピッチング中!

ベースボールキング

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2023.6.29(木) 07:43

ロッテの鈴木昭汰

 ロッテの鈴木昭汰がファームで抜群の安定感を誇っている。

 5月24日のヤクルト二軍戦から3試合連続で失点していたが、6月11日のDeNA二軍戦から現在7試合連続無失点中。28日の日本ハム二軍戦では、4-3の4回二死一、二塁の場面で登板すると、田宮裕涼を148キロのストレートで空振り三振。イニング跨ぎとなった5回は先頭の奈良間大己を149キロのストレートで見逃し三振、山田遥楓を149キロのストレートで見逃し三振。鈴木は1回、0安打、3奪三振、0失点という投球内容だった。6月8日の楽天二軍戦で石原彪に本塁打を打たれたのを最後に打者27人・9イニングを投げ、被安打0、与四球0、奪三振12と、ノーヒットピッチングを継続中だ。

 特にここ最近の投球を見ると、ストレート、スライダー主体の投球で抑えている。28日の日本ハム二軍戦は全12球中10球がストレートだった。本人も「真っ直ぐの強さとインコースをテーマに挙げてやっていますね」と話し、「自分の良さをしっかり出せてはいるかなと思います」と手応えを掴む。

 ここ最近抑えている要因について鈴木は「サブローさんからよく助言をもらいますし、ピッチングコーチの大谷さんをはじめよく助言をいただくので、それが良くなってきているのかなと思います」と教えてくれた。

 「今やっている試合で取り組んでいることだけですね。あとはそれをいくら二軍でやっても意味がないので、上でやらないといけない。しっかり上でやる準備をここでやっているという感じですね」。

 一軍の左のリリーフは現状、坂本光士郎のみだが、リリーフ陣は益田直也、ペルドモ、澤村拓一、西村天裕、東妻勇輔、岩下大輝、横山陸人と層が厚くなりつつある。

 「あまり先を見ずにしっかり1試合、1試合、積み重ねていくしかない。頑張ります!」。ファームで圧倒した投球を続ける鈴木は、いつ一軍から声がかかってもいいように腕を振っていく。

▼ 打者27人連続無安打
6月8日vs楽天
入江:捕邪飛
平良:左飛

6月11日vsDeNA
上甲:一ゴロ
西巻:遊ゴロ
森:二ゴロ
田中俊:遊直
勝又:空三振
蝦名:一飛

6月15日vs西武
齋藤誠:空三振
山野辺:右飛
蛭間:遊ゴロ

6月17日vsソフトバンク
ガルビス:遊ゴロ

6月18日vsソフトバンク
勝連:三ゴロ
井上:見三振
正木:遊飛

6月21日vs巨人
増田陸:見三振
中 島:空三振
浅 野:見三振
萩 尾:三失
菊 田:遊併
石川:空三振

6月25日vs楽天
茂木:空三振
黒川:空三振
横尾:遊飛

6月28日vs日本ハム
田 宮:空三振
奈良間:見三振
山 田:見三振

取材・文=岩下雄太

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