山下舜平大 [写真＝北野正樹]

◆ リーグ単独トップとなる7勝目

　オリックスは28日、ロッテとの試合（京セラD大阪）に10－0で快勝。先発の山下舜平大が6回無失点の好投でリーグ単独トップとなる7勝目をマークした。

　山下は初回、連打と四球で二死満塁のピンチを招くも、5番・福田秀平を遊邪飛、6番・岡大海を左飛に打ち取り無失点で切り抜けると、2回以降は、ランナーを背負いながらも得点を与えない粘りの投球を披露。

　5回には、二死一・二塁とされるも、4番・山口航輝をフォークで左飛に退ける。山下は6回96球、5安打無失点、5奪三振4四球の粘投を披露。味方の大量援護もあり、パ・リーグ単独トップとなる7勝目を飾った。

　試合後のヒーローインタビューで山下は「今日はしんどい場面ばかりだったんですけど、無失点で粘れて良かったです」と振り返った。

　ハーラートップとなる7勝目を挙げた山下の投球について、28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の斎藤雅樹氏は「素晴らしい投手ですね。頭角を現した時から、この選手は活躍しそうだなと思っていました」と当初から山下に注目していたことを明かした。

　続けて「この試合でも、初回のピンチを招きましたけど、無失点で抑えることができたので、だんだん尻上がりに良くなっていったと思いますね。本当に期待以上の投球をしていると思います」と手放しで絶賛した。

　今季ここまで7勝1敗、防御率1.36と驚異的な活躍を見せている3年目右腕。まだ20歳と伸び盛りなだけに、今後どのような成績を残すのか。これからも背番号12に注目して活躍を期待したい。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

【動画】山下舜平大『6回無失点の好投　ハイライト』