オリックス・宮城大弥、8回無失点の好投も7勝目ならず…野村弘樹氏「文句なしの内容。勝たせてあげたかった」

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2023.6.28(水) 06:59

宮城大弥 [写真=北野正樹]

◆ 3度目の同学年対決で好投

 オリックスの宮城大弥が27日、本拠地・京セラD大阪でのロッテ戦に先発登板。8回3安打無失点の快投を見せたが、リーグ単独トップとなる7勝目はお預けとなった。

 同学年であるロッテ先発・佐々木朗希とプロ入り3度目の投げ合いとなった宮城。過去2戦はいずれも黒星を喫していたが、この日は2回に圧巻の3者連続三振を奪うなど5回まで1安打無失点投球で勝利投手の権利を得た。1点リードの6回は一死から連打を許し一、二塁のピンチを招くも、2番・角中勝也は遊ゴロに退け二塁封殺。最後は二死満塁で粘る4番・ポランコを三飛に退けた。終盤に入っても安定感は揺るがず、8回114球、3安打無失点、8奪三振1四球の快投。7回5安打1失点で降板した佐々木朗を上回る内容でマウンドを降りた。

 しかし1点リードの9回、二死三塁で守護神・平野佳寿がロッテの5番・山口航輝に右前打適時打を浴びて宮城の勝利投手の権利は消滅した。

 27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演の野村弘樹氏は「今日は文句なしですね。ストレートもそうですし、スライダー、そして90キロ台のカーブ、フォークボール、チェンジアップと左バッター、右バッター関係なくしっかり投げ切ったのでもう文句なしの内容でしたね」と絶賛。

「この2人の同学年対決は2勝が佐々木朗希なので、宮城も今日は何としても勝つというつもりでマウンドに上がったんでしょうけど、勝たせてあげたかったですね…」とほぼ完璧な内容だっただけに勝利がつかなかったことをと残念がった。

 宮城の7勝目と佐々木朗からの“初白星”はいずれもお預けとなったが、チームは劇的なサヨナラ勝ちで首位攻防第1ラウンド制し、再び単独首位に浮上した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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