楽天が接戦制し巨人の連勝止める 笘篠氏はヒーロー・小郷の「取り返したい気持ち」に熱視線

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2023.6.18(日) 07:04

楽天・小郷裕哉 (C) Kyodo News

◆ 過去の“失敗”を糧に奮起!

 楽天は17日、敵地での巨人戦に2-1で勝利。小郷裕哉の2ランで挙げた2点を守り切り、巨人の連勝を6でストップした。

 先発の早川隆久は走者を背負いながらも粘りの投球を続け、6回を投げて与えた点は大城卓三に許したソロによる1点のみ。被安打6で与四球2つ、5奪三振の好投で仕事を果たした。

 左腕の好投に応えたい打線は5回、全力疾走で内野安打をもぎ取った早川を一塁に置き、3番・小郷裕哉がライトスタンドに叩き込む2ラン。2戦連発の3号弾が結果的にこの日の決勝点となった。


 ヒーローインタビューでは先日の阪神戦で喫したミスについても触れられ、「あと何十年かは忘れられないと思うんですけど、忘れてもらえるぐらい、いっぱい活躍していきたいと思います」と改めて誓った。

 17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した笘篠賢治氏も、「6月8日の阪神戦で落球があって、最終的にはチームもサヨナラ勝ちを収めるんですが、小郷は号泣していたんですよね」と当時のことを思い出しながら、「失敗することもありますけど、それを肥やしにしてバッティングや守備で返したいという気持ちで戦っていると思う。その気持ちを忘れないで、また明日からも頑張ってもらいたい」と今後の活躍にも期待を寄せた。


 また、4勝目をマークした早川に対しても「1回裏のピッチング。ピンチを作って巨人に流れが行きかけるところをしっかりと抑えた。流れを切ったピッチングは見事でしたね」と初回の投球を評価。

 この時は楽天が初回の攻撃でチャンスを逃し、その裏は一死三塁というピンチから二死満塁まで追い込まれながら、中田翔を中飛に斬ってピンチを脱出。相手に流れを渡さなかった点をこの日の勝因に挙げた。

 この勝利により、大逆転での交流戦優勝にも望みを繋いだ楽天。交流戦首位・巨人との残り1戦は大きな注目を集めそうだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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