ソフトバンク・柳田悠岐 (C) kyodo News

◆ 待たれる4番の復調

　ソフトバンクは16日、敵地での阪神戦に1－4で敗戦。連勝が3でストップした。

　初回に幸先良く1点を先制しながら、その後は好投を見せていた先発・和田毅を援護することができず。中でも4番の柳田悠岐が4の0で3戦連続の無安打とブレーキ。初回は一死一・二塁のチャンスで良い当たりも右飛に倒れ、3回も同じ一死一・二塁の場面で痛烈な一ゴロ。得点圏を逸し、打線に火をつけることができなかった。

　6月に入って打率.196と苦しむ主砲に対し、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏も「チームは勝ったり負けたりを繰り返しているんですけれども、柳田がね。ちょっと状態が悪いんですよね」と現状を不安視している。


　同じく番組に出演した解説者の真中満氏は「（相手先発の）ビーズリーがストライクとボールがはっきりしていて、絞りづらいというのは正直ありました」とこの日の内容を振り返りながら、「通常の柳田と比べると状態は悪い。ちょっとボール球に手を出すことが多いですね」と選球眼を課題に挙げた。

　高木氏は続けて、「6月に入って近藤（健介）がものすごく良い。柳田と繋がれば爆発力が出てくると思うので、柳田待ちというところですね」と打線の核として早期の復調を願う。

　同じく解説者の平松政次氏も「柳田が引っ張って行かないと。チャンスを作る人がいてもなかなか点は取れない」と4番としての働きに期待を寄せた。

　ここに来てアルフレド・デスパイネの“復帰”というニュースもあった中で、ソフトバンクが乗っていくためには打線の活性化が不可欠。やはり中核を担う柳田のバットが浮上のカギとなりそうだ。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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