日本ハムが天敵撃破で交流戦首位へ再浮上を狙う。１３日からＤｅＮＡとの３連戦（横浜）で、初戦は昨季ノーヒットノーランを許した今永が先発。清宮幸太郎（２４）の１軍復帰も追い風に２年越しの雪辱を果たす。

　頼もしい大砲が帰ってきた。新庄監督は左腹斜筋損傷で２軍調整していた清宮を、１３日から昇格させることを明言。１番起用も示唆された清宮は「任されたところで仕事を全うしたい」。初戦はベンチスタートが濃厚だが、交流戦は昨季打率３割２分３厘、３本塁打と得意としており、終盤の切り札として期待がかかる。

　対今永は過去３戦３敗。全て先取点を許して逃げ切られており、序盤に主導権を握られないことが勝利への絶対条件だ。先発の上原は「チームがやられているのでやり返さないといけない」と決意をにじませた。

　この日は空路で北海道から敵地へ移動。昨季は今永と対戦した６月７日時点で借金１４のパ最下位に低迷していたのに対し、現在は借金６の同４位。交流戦は首位と１差の４位につけており、新庄監督は「（残り２カードは）２勝１敗でいって、よそのチームがどうかなって」と青写真を描いた。４度目の正直を果たし、新庄政権初タイトル奪取へ弾みをつける。（内田　拓希）

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