楽天・辛島航投手（３２）が７日、今季初登板となる８日の阪神戦（楽天モバイルパーク）に向けての意気込みを示した。本拠地では１９年９月７日の西武戦以降は勝ちがない“鬼門”だが「意識はね、意識しても意識しなくても勝てなかったので、あんまり深く考えてないですね」と平常心でマウンドに上がる。

　今季は開幕前から状態が上がらずファーム暮らしが続いた。５月３１日のイースタン・巨人戦（森林どり泉）で８回無失点の好投を見せるなど、ここまで２軍で３勝、防御率２・０４をマークしチャンスが巡ってきた。

　昨年も５月２５日の同カード（甲子園）で初昇格し、５回１失点で初勝利を挙げているが「今年は今年なので」と意に介さず。「状態はあんまいい時ないんですよね。そもそも。なので試合の中でいいボール悪いボールがあると思うんですけど、うまく使いながらやってければなって感じですね」と辛島節で締めた。２年連続の虎狩りから左腕の１５年目が始まる。（長井　毅）

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