【日本ハム】加藤豪将、世界屈指の万能性を自負…ユーティリティーよりも「深い」

スポーツ報知

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2023.6.8(木) 06:05

3回1死一、二塁、中前安打を放った加藤豪将(カメラ・中島 傑)

◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム0―1広島(7日・エスコンF)

 3回1死一、二塁。日本ハムの加藤豪将内野手(28)が九里の135キロ外角カットボールを捉え、美しいライナーが中前に弾んだ。5月25日の初出場から10試合連続安打。50年に伊藤利夫(近鉄)がマークしたNPB新人記録(2リーグ制以降)に並んだ。

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 加藤豪は、世界屈指の万能性こそ自身の最大の長所と自負する。複数の守備位置をこなす選手は「ユーティリティープレーヤー」と呼ばれるが「僕はそれよりも深い。ベンチプレーヤー、ユーティリティー打者でもある」という。10戦連続安打中は5つの打順を器用にこなし、3つのポジションを守っている。

 マルチな活躍はグラウンド上にとどまらない。日本語と英語を併用し、途中加入のハンソンを「チャマキート」(いたずらっ子)の愛称で呼び始めた。「クラブハウスでもいろんな役割ができる」という明るさで日本ハムに溶け込んだ。

 米国では10年間、“渡り鳥”として生き抜いてきた。「世界で一人くらいしかいないと思うんですけど、8チーム目なので」。マイナーでは計844試合に出場。あらゆる環境に適応してきた経験を生かし、究極のオールラウンドプレーヤーとして日本球界に新風を吹き込んでいる。(拓)

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