【西武】栗山巧が今季初本塁打「必死にバットを振るだけ」
スポーツ報知
- ニュース
2023.5.31(水) 22:56
◆日本生命セ・パ交流戦 西武4―0阪神(31日・ベルーナドーム)
さすがの集中力だ。1点リードの4回無死。西武・栗山巧は1ボールから真ん中高めに入ってきた134キロのスライダーを強振。打球は右翼ポール際のわずか右へ切れた。3球目。似た軌道で入ってきた136キロのスライダーをフルスイング。今度は切れることなく右翼ポールの内側客席へと届いた。“打ち直し”の一発は今季1号。「いい球を振っていけたらなと。必死にバットを振るだけです」。2005年から19年連続の本塁打。第3打席、第4打席は二ゴロに終わったが「(本塁打の)おかわりいったろうかなと思ったんですけど…。おかわりいけるだけ、アイツはよっぽどすごいんですよ」と独特の表現で同い年の中村を称賛した。
この日は6番・DHで5月7日のオリックス戦(京セラドーム)以来のスタメン。以降10試合は代打での出場だったが、同い年の中村が右外腹斜筋損傷で登録を抹消されたとあって、得点力アップへ栗山にかける期待も大きくなる。「見事でしたね。打ち直しもそうなんですけど、しっかり仕留められたのは。クリ(栗山)の状態もよくなってきているでしょうし。本当にあそこの追加点は非常に大きかったと思います」と松井監督。「安打であれ本塁打であれ、いい感じが続いていくように、勝負できる形をしっかりつくれるように。行けと言われたところでやっていくだけ」と栗山。反転攻勢へ、ベテランが静かに牙をとぐ。
関連ニュース
・【西武】2年ぶり先発の本田圭佑が4回無失点「ゼロで次の投手につなぐことができてよかったです」
・【西武】栗山巧が今季初本塁打「打ててよかったです」
・【西武】渡部健人が先制の中前適時打「中村さんのパワーをもらえました」
・【西武】「ライオンズオリジナル・ベースボールキャップ」贈呈式
・【西武】阪神・村上を打ち崩せず1得点