楽天・藤平尚真投手（２４）が２５日、エースへの階段を歩む覚悟を示した。３勝目を懸けて臨む２６日の日本ハム戦（楽天モバイル）に向けて、本拠地で調整した右腕は「若手も今、そこ（投手陣の柱）を目指してやっていると思いますし、自分も目指せると思っている。いいお手本がたくさんいるので、一試合、一試合エースのような投球に近づけるようにやっていきたい」と気持ちを高めた。

　ここまで５連敗中で借金１０と苦境が続く。チームにとってのエースとは、連敗ストッパーとしての使命も担う。田中将や則本らの背中を間近で見てきた中で自身と比較し「まだ連敗を止めてとか考えられる選手じゃない」と己の力量を冷静に見ながらも、「自分に勝ちがついてチームの連敗が止まるという状況をつくりたい」と意欲。偉大な先輩たちに続く存在になるためにも、自身の快投で悪い流れを吹き飛ばす。

（長井　毅）

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