「岩瀬さんの1002試合に近い男」日本ハムの“鉄腕”に五十嵐氏が期待

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2023.5.26(金) 07:24

日本ハムの宮西尚生

◆ 14年連続50登板以上のリリーバーが復活

 日本ハムの宮西尚生投手(37)は26日、ソフトバンク戦にリリーフ登板し、走者を背負いながらも1イニング無失点と好投。自身の無失点記録を14試合連続に伸ばした。

 5-1と4点リードの8回に登板すると、一死後に近藤健介に四球、柳田悠岐に右安打を許し、一・二塁のピンチを招いたが、5番・栗原陵矢を三邪飛に打ち取り、6番・野村大樹に対してはストレートで見逃し三振。最後は雄叫びを上げる力投でスコアボードにゼロを刻んだ。

 現役最多・歴代単独7位の825試合登板を誇る左腕は、左肘の不調もあり昨季24登板にとどまったが、今季は復活を印象づける活躍を披露している。

 同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の五十嵐亮太さんは、「デビューしてから14年連続50試合以上に登板し、毎年活躍してきた選手。中継ぎは50試合以上の登板が続くと、どこか痛めたり手術したりするけど、今季はいい成績を残している」と、昨季の不調も乗り越えカムバックしてきた左腕を称賛した。

 また、自身の経験も踏まえ、「走者を出してから強いんですよ。ベテランになればなるほど、走者を出したときのアドレナリンの出方も変わってくる。これからもそういったシチュエーションで力を発揮してくれるんじゃないか」と、今後も日本ハム中継ぎ投手陣の貴重なピースになるとの見解を示した。

 先週末には自身が持っていたNPB通算823登板の記録を超えられた五十嵐さん。宮西については「年齢的にも37歳。岩瀬さんの1002試合に近い男ですよ。可能性が高いと思うので期待したいです」と語り、通算900試合登板はもちろん、岩瀬仁紀(元中日)が残した1002試合登板の歴代最多記録の更新にも期待した。

▼ NPB通算登板数ランキング
1位 1002 岩瀬仁紀
2位 949 米田哲也
3位 944 金田正一
4位 867 梶本隆夫
5位 856 小山正明
6位 829 江夏豊
7位 825 宮西尚生 ※現役
8位 823 五十嵐亮太
9位 782 藤川球児
10位 759 皆川睦雄

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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