◆パ・リーグ　日本ハム５―１ソフトバンク（２５日・エスコンフィールド）

　日本ハムの加藤貴之投手（３０）が、粘りの投球で４勝目を挙げた。２５日ソフトバンク戦は初回、５月初の自責点を喫し１点を先制されるも、２回以降は無失点。４回も得点圏に走者を進めながら６回を１失点に抑え、自身３連勝を飾った。「先制点を取られて嫌な流れになってしまいましたが、野手の皆さんに助けていただきました」。そう５点の援護をくれた打線に感謝した。

　中５日での登板で９５球を投じた。「長いイニング投げたかったので。もう１イニング２イニングいけたと思う」。加藤貴自身はそう続投への強い意志を示したが、今後も見据えたチームの意向から、６回まででマウンドを降りる格好となった。それでも「リリーフの負担を減らしたいというか。そこは反省です」。自己の責任を強調した左腕エースが、次回は一球でも多く投げ、先発としての役割を果たしにいく。

　〇…伊藤は万全の状態で３勝目を目指す。２６日の楽天戦（楽天モバイル）で中７日の先発マウンドに立つ。７回２失点で勝ち投手となった１８日西武戦（エスコン、６〇２）は中８日での登板。間隔の空いた投球が続くが「僕は全然、休めば休むだけ元気なので。ありがたいです」とほほ笑んだ。余裕を持った日程をプラスに、新球も試す予定の一戦で、好投を見せにいく。

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