解説陣は好評価も…今後の起用どうする? 二刀流ドラ1がついにプロ初登板

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2023.5.22(月) 07:24

日本ハムの矢澤宏太

◆ 真中氏「ピッチャーとして使えると思う」

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・矢澤宏太選手(22)が21日、オリックス戦(京セラD大阪)の8回にプロ初登板し、1イニングを無安打無失点2三振に抑える上々の一軍デビューを飾った。

 野手としての出場はなく“リアル二刀流”お披露目はお預けとなったが、4-10と大勢が決した試合終盤のマウンドで躍動。わずか13球ではあったものの、廣岡大志と茶野篤政を連続三振に打ち取るなど、最速148キロのストレートと切れ味鋭いスライダーのコンビネーションで持ち味を発揮した。

 同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の大矢明彦さんは「落ち着いていたと思う。こういう点差だったから、慣らすにはとても楽なところで投げさせてもらったなと。ずいぶん気遣いをされて投げさせてもらったと思う」と矢澤の初登板についてコメント。起用した首脳陣の判断にも触れつつ、二刀流サウスポーの記念すべき第一歩を評価した。

 一方で、同じく番組に出演した真中満さんは、「腕の振りも良いですし、スライダーの切れも良い。ピッチャーとして使えると思う」と非凡な才能を称えつつ、「ただ、二刀流だとどの位置で使っていくのかが難しい。先発なのか、リリーフなのか。中継ぎだと試合中にブルペンに行かなきゃいけない。その辺をどう考えていくのか」と、今後の起用法に関する課題にも言及した。

 開幕から一軍に帯同している矢澤は、21日終了時点で打者として26試合に出場し、打率.213(75-16)、1本塁打、2盗塁をマーク。1年目からリアル二刀流デビューはあるのか、引き続き背番号12に注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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