◆パ・リーグ　オリックス０―１日本ハム（１９日・京セラドーム大阪）

　元気だった打線が突如、休暇に入った。ソフトバンクと入れ替わって３位に転落した中嶋監督は正直に言った。「一気に落ちたというのがある。何とか調子が上がるのを待つしかない」。今季ワーストタイの３連敗を喫し、０―１の完封負けも初めて。５月だけで４度の先発全員安打を記録していたが、連敗中はオール１ケタ安打で計４得点と急停止した。

　左腕の加藤に苦しんだ。昨季は３度の対戦で２勝。好相性のはずが、８回を９４球でスイスイと泳がせた。中嶋監督は「早いカウントから打ちにいくのはいいけど、球数を簡単に渡してしまっている」と指摘した。

　起爆剤も不発だった。この日、育成から支配下登録し、即「６番・ＤＨ」でスタメン起用したマイナー通算７４本塁打のセデーニョは３打数無安打。ウエスタン・リーグで打率３割７分８厘と結果を残してのデビュー戦だったが、７回２死二塁では三ゴロに倒れ「打点を挙げたいという強い気持ちが出過ぎた。エキサイトしすぎたのはあった」と悔しがった。昨年１５勝９敗１分けのお得意様・新庄ハムにも今季２勝４敗。沈黙は終わりとする。（長田　亨）

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