【日本ハム】初代監督の中西太さん弔い星 稲葉GMに新庄監督がイズム受け継いでいく

スポーツ報知

  • ニュース

2023.5.19(金) 06:00

中西太さんを偲び、黙祷する日本ハムナイン(カメラ・中島 傑)

◆パ・リーグ 日本ハム6―2西武(18日・エスコンフィールド)

 勝負に徹した日本ハムが、初代監督の中西さんに追悼の白星をささげた。新庄監督は7回1死から、長谷川の三塁への緩い当たりをチャージせずに内野安打とした野村を「気持ちが引き気味の守備」とすぐさまベンチへ。代わって出場した谷内(やち)が裏の攻撃で2死満塁から決勝適時打を放ち、3カードぶりの勝ち越しを決めた。

 中西イズムは今も受け継がれている。稲葉GMはヤクルト時代の99年、秋季キャンプで臨時コーチを務めた中西さんから指導を受けた。神宮球場の室内で「ツイスト打法」などを伝授され「『この打撃を伝えていくのはお前だぞ』とおっしゃっていた」。その言葉を胸に、GMとなった現在も現場で指導を続けている。

 新庄監督は「教えが分かりやすくて(気持ちを)乗せる力がすごいとよく聞いていた。スーパースターです」。クラブハウスに写真が飾られている初代監督も、新球場元年の快進撃を待っているはずだ。(内田 拓希)

関連ニュース

【日本ハム】途中出場で決勝適時打を放った谷内亮太の信条「少しでも使いやすい選手になれるように」
【日本ハム】新球場で「PLAY SPRING」イベント開催決定 「エスコン・シネマ」も登場
【日本ハム】谷内亮太が値千金の勝ち越し適時打!7回守備からの“緊急出場”に応える
【日本ハム】上沢直之、5年ぶり完封で「ヒーローユニ」継続へ望みつないだ 最下位も1日で脱出
【日本ハム】清宮が「スカパー!サヨナラ賞」初受賞に「大変うれしいです」

記事提供:

スポーツ報知