ソフトバンク・甲斐の“執念”に解説陣も驚嘆「ルールを守りながらファウルに」

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2023.5.18(木) 07:44

ソフトバンク・甲斐拓也

◆ 執念+野球脳で放った適時打

 ソフトバンクは17日、敵地での楽天戦に10-1で大勝。「9番・捕手」でスタメン出場した甲斐拓也が適時打を含む2打数1安打1打点と躍動した。

 中でも目を引いたのが、0-0で迎えた2回表のシーン。前の打者が先制打を放った直後に甲斐が打席に入ると、ベンチからはスクイズのサインが出る。

 しかし、3球目にバントの構えを見せるも、ここで相手バッテリーが大きくウエスト。万事休すと思われたが、大きく体を伸ばしながら何とかファウルで食らいついたことが功を奏し、4球目の変化球を打ち返してレフトへの適時打。貴重な追加点を挙げた。


 同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、野球解説者の齊藤明雄氏がこのシーンについて言及。3球目の場面は「完全に外されているんですよ、もう左打席の外側の方まで」と完全に作戦を読まれながらも「バットを投げて、しっかり粘り強くやってね。そこから直後のスライダーを軽打ですよ」とし、甲斐が見せた執念に舌を巻いた。

 同じく番組に出演した坂口智隆氏も「打席でノってきた感じがしますよね、自分で勢いをつけるというかね」と称賛すると、番組MCの真中満氏も「足はバッターボックスを出てないんですよ。あれが出ていたら、審判によってはアウトを取られちゃう可能性もある。その辺もしっかりとルールを守りながらファウルにしています」とそのスゴさを解説した。

 打って守って「見事でしたね」と解説陣をうならせる活躍を見せた甲斐。首位奪還に向けて、今後もこの男の活躍に期待したい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



【動画】執念の打席で1点を掴む…甲斐の“飛びつきファウル→適時打”


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