◆パ・リーグ　オリックス３―４ソフトバンク（１２日・京セラドーム大阪）

　オリックス・中嶋聡監督は山崎福也投手に「宿題」を与えた。中１３日の先発で５回途中を４失点だった左腕。数字だけを見ることなく「初回の立ち上がりも良かった。この前（４月２８日のロッテ戦）は最初良くて、急に（４回まで無失点で５回に３失点）というのがあったので」と収穫に目を向けた。４回には、昨年９打数６安打１本塁打と苦手にした柳田に一発。先発の一角として期待する左腕だけに「分が悪い打者に対してどうするか。そういう時のことをもう一回、考えていかないといけない」と指摘した。

　打線は４点を追う展開で粘り強く反撃。１点差の９回にはオスナから１死二塁とチャンスをつくった。２位・ロッテと０・５差で３位のソフトバンクも１差に接近。「最後の一本がなかなか出なかったですけど、いい方に捉えていきたい。しっかり最後まで勝ち切ることが、いい試合と言えると思う」と悔しがった。

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