劇的サヨナラ勝利のオリックス 粘り強さに解説陣も太鼓判「チームで繋いで勝った」

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2023.5.7(日) 07:24

オリックス・頓宮裕真 (C) Kyodo News

◆ 今季最多の貯金7

 オリックスは6日、京セラD大阪で行われた西武との試合に4-3で勝利。劇的な逆転サヨナラ勝ちを収め、貯金を今季最多の7とした。

 1-3と劣勢で迎えた9回、西武の守護神・増田達至を攻めて二死満塁と追いつめると、4番・森友哉が2点適時打を放ち同点。さらに二死一・三塁が二・三塁となり、最後は5番・頓宮裕真がライトへの安打。三塁走者が還り、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

 殊勲の一打を放った頓宮は、試合後のヒーローインタビューで「投手も頑張って投げてくれているし、野手も1点でも多くとっていこうという気持ちがベンチの中でもあるので、明日も続けていきたいと思います!」と喜びを爆発させた。


 サヨナラ勝利を飾ったオリックスについて、6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の真中満氏は「去年も何度も見たこの“終盤の粘り”ですけど、一人ひとりが自分で決めようとするのではなく、後ろに繋ぐという意識があって、チームで繋いで勝ったと思う。森も良く打ったし、頓宮も良く打った。良いゲームだった」とコメント。

 同じく番組に出演した解説者の平松政次氏は、オリックスについて「森の加入が大きい」と新加入の中軸を挙げ、「チャンスの場面で頼りになるバッター」とここまでの働きぶりを高く評価。

 続けて「(相手投手の)増田にしても、昔から森と一緒にプレーしていましたから、森が良いバッターということを誰よりも知っている。勝負しづらい面もあったと思う」とし、元チームメイトという関係性も交えながら語った。


 リーグ連覇を支えた吉田正尚がメジャーへ渡り、戦力ダウンが不安視されていたオリックスだが、ここまでは森の奮闘もあって打線の勢いに見劣りはない。

 チーム状態も良好で、6日終了時点で2位とは2.5ゲーム差をつけた首位。好調な森が強力投手陣と打線を牽引すれば、3連覇もぐっと近づいてくることだろう。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』


【動画】オリックス・頓宮の劇的サヨナラ打


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