西武・増田、2点のリードを守れず…防御率9.35の守護神に解説陣「頼むぞと言うしかない」

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2023.5.7(日) 07:34

西武・増田達至 (C)Kyodo News

◆ 「代わりの選手はいない」

 西武は6日、敵地でのオリックス戦に3-4で敗戦。2点リードで9回を迎えるも、守護神の増田達至が3点を失って逆転サヨナラ負けを喫した。

 3-1の9回裏、マウンドに登場した35歳は先頭を斬ってアウトを1つ奪い、そこから連打を浴びながらも内野フライで二死。勝利まであと一人という状況までは持ち込む。ところが、中川圭太を内野安打で出すと、4番の森友哉にライトへ弾き返されて二者が生還。3-3と土壇場で追いつかれ、続く頓宮裕真にサヨナラの適時打を浴びた。

 増田は今季9試合に登板して0勝1敗5セーブ。8回2/3を投げて被安打19で自責点は9となり、防御率は9.35に跳ね上がった。


 レオの守護神について、6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した真中満氏は「松井稼頭央監督も9回は増田に託していますよね。おそらく次も任せると思うので、なんとかこの状況を乗り越えてほしいと思っていると思う」と指揮官の心中を察する。

 同じく番組に出演した平松政次氏も「守護神を変えようと思っても、なかなか代わりの選手はいない。やっぱり増田に“頼むぞ”と、“頑張ってくれ”と言うしかない」とし、経験豊富なベテラン選手だけに、トンネル脱出の糸口を本人が掴むのを願うのが得策ではないかと見解を述べた。

 指揮官の想いに応え、もう一度“守護神”として君臨することができるか。増田の奮起に期待したい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』



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