【オリックス】森友哉がつないで頓宮裕真がプロ初サヨナラ打!実家が隣同士・山本由伸の黒星消した

スポーツ報知

  • ニュース

2023.5.7(日) 06:30

お立ち台でタオルを掲げる森友哉(左)と頓宮裕真(カメラ・石田 順平)

◆パ・リーグ オリックス4×―3西武(6日・京セラドーム大阪)

 逆転サヨナラ勝ちは、野手一丸の結晶だった。「もう積極的に、という感じです」。2点差の9回2死満塁。まず、森友哉捕手(27)が仕事をした。相手は昨季までバッテリーを組んできた守護神・増田。初球の内角直球をたたき、右前へ同点の2点打だ。

 アウトになれば、先発の山本が負け投手になっていた。開幕5登板で3敗なら、自己最速という危機だった。「オリックスのエースなので、負けを付けさせないという気持ちで挑みました」。4番が黒星を消し、さらに2死二、三塁で頓宮裕真捕手(26)も流れに乗った。

 外角のスライダーを右前へ運び、プロ初のサヨナラ打。西武からFAで加わった先輩は「結果が出る、出ないに関わらず、練習を大事にした方がいい」と、いつも教えてくれる。恩返しの一打で、3カード連続の勝ち越しにつなげた。今季2度目のサヨナラ勝ちに導き、幼なじみで2学年下の山本からも祝福された。

 由伸とは、岡山・備前市の実家が隣同士。頓宮の父・哲也さんが監督を務めた伊部パワフルズの盟友だった。山本からは当時と変わらず「裕真君」と呼ばれる。小学6年で体重60キロを軽く超えていた大砲は「どっかに飛んでくれと思ってバットを出した」と、無心の劇打を喜んだ。

 降板後、ベンチで立ったまま逆転を祈っていたエースは「こういう試合を取っていけるのが強いチーム。さすが、頼りになると思いました」と、同郷の先輩を見上げた。2位・ソフトバンクとは2・5ゲーム差。4試合連続の2ケタ安打で、貯金を今季最多の7に伸ばした。首位快走へ、アクセルをグンと踏み込んだ。(長田 亨)

関連ニュース

【オリックス】今季2度目サヨナラ勝ち 森友哉が山本由伸の負け消す同点打「エースなので負けを付けさせないと…」
【オリックス】9回2死2点差からサヨナラ勝ち!頓宮裕真が劇打「ライトゴロでアウトに…」山本由伸の黒星消した
【オリックス】山下舜平大、20回1/3無失点 自己最悪被安打6も「悪い中で抑えるのが先発」7回0封3連勝
【オリックス】山下舜「ペーター」が7回無失点で3勝目 20回1/3連続無失点「野球は本当に楽しい」
【オリックス】ユニークイベント「オリっこデー」開催 選手がニックネームユニホームを着用 中嶋聡監督は…

記事提供:

スポーツ報知