西武・隅田は中盤に崩れ今季3敗目…池田氏「間を開けることを覚えればもっと勝てる」

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2023.5.6(土) 07:14

隅田知一郎 [写真=北野正樹]

◆ 序盤は好投も…中盤に見えた課題

 西武は5日、敵地でのオリックス戦に0-6で敗れ2連敗。先発の隅田知一郎は4.2回10安打6失点で、今季3敗目(1勝)を喫した。

 この日は3回までオリックス打線を無安打に封じていたが、4回に突如崩れてしまう。先頭から3連続で単打を浴び無視満塁のピンチを招くと、ゴンザレス、更にシュウィンデルに連続で適時打を打たれ4点を献上。なんとか二死までこぎつけるも、宗佑磨に適時打を許しこのイニングだけで5点を奪われる苦しい展開に。

 5回のマウンドにも上がったが、二死一塁からシュウィンデルにこの日2本目の適時打を浴び6点目を与えてしまう。続く打者にも単打で繋がれ二死一・三塁のピンチを作った所でマウンドを後に。後を受けたリリーフ陣は無失点に抑えたものの、打線もオリックス投手陣の前に無得点に終わりチームも敗れた。

 5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した池田親興氏は、「3回までは、はっきり言って(相手先発の)山下舜平大より良かったんですよ」と隅田の序盤の投球を評価。

 4回のピッチング内容については「慌ててどんどん投げて行って間が取れていなかった」と指摘。さらに、「非常に気になったのは、(隅田は)結構息が上がっていたんですよ。口を開けてハァハァして。(それでも)野手もベンチもマウンドに行ってないんですよ」と、苦しい場面で野手やベンチが間を取るべきだったとの見解を示した。

「ちょっと間を開けることを覚えれば、投げるコツは知っているピッチャーなのでもっと勝てるのになと思いながら見ていましたね」と、課題を指摘しつつ今後の成長に期待を込めた。

 隅田は、今季5試合に先発登板し、1勝3敗、防御率4.45と、ここまで思うような数字を残せていない。奪三振率は佐々木朗希に次ぐリーグ2位の8.26を記録するなど、ポテンシャルは誰もが認めるだけに結果が欲しいシーズンとなる。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』


【動画】5日のオリックス戦ハイライト


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